当社では流動解析を用いて、金型の仕様決定や不具合発生の予測と対策を行ない、射出成形の最適化を図っています。
金属である金型内は樹脂の動き(流動)を見ることはできませんが、3Dモデルを基に金型内部の樹脂流動をシミュレーションし、可視化することで、射出成形のプロセスである、流動・固化で起こりえる現象を予測することができます。
これにより、金型を製作する前から対策を立てることができ、量産立ち上げまでの時間とコストを低減し、品質と安定性を高めることができます。
- 【解析項目例】
- 流動挙動/最終充填位置/ウェルドライン箇所/樹脂配向/圧力分布/熱分布/変位量解析(反り解析)
改善事例.1
- 反り・ヒケ
- 体積収縮の差で発生する
- 対 策
- 形状変更
肉厚部の樹脂収縮率が増大していることにより、反りが悪化することを事前予測した例
改善事例.2
- 反り解析
- 反りの見込み
- 対 策
- リプ追加、形状変更
肉厚部の樹脂収縮率が増大していることにより、反りが悪化することを事前予測した例